残された気持ちダケ…
いつもの様に
朝が来て、
太陽は昇って、
坂道で
先輩に会う。


細い体で、
重そうに荷物を持って。

先輩の手、
大きいな...。



何で、私がこんなに
欲張りになったんだろう。

会いたい。
話したい。
声が聞きたい。
触れてみたい...。


その、
大きな手と、
私の小さな手。

つながる日は
来るのかな...?

でも、後五日じゃ、
間に合いそうにナイよ。
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