Lovely☆愛すくりーむ

新型インフルエンザの流行はおさまるどころか、

患者が増えていったのだ。

テレビはチャンネルを変えてもその事しかしていない。

「しょうもねぇ・・・」

俺はテレビを消した。

今は午後5時。

「少しだけ寝ようか・・・」

少しだけ寝るつもりが俺は深い眠りについてしまった。


起きたのは次の日の午後2時。

「どんだけ寝てんだよ・・・俺。」

台所に降りていくと手紙がおいてあった。

「おはよう。よく寝たわねぇ。晩ご飯になってるか朝ご飯になってるか晩ご飯に

なってるかわからないけど、ご飯作ったからたべなさいね。では、私の友達が

なくなったのでお葬式に行ってきます。普通はこんな時にお葬式しないんだけどね。

家族の方がもしこれから自分たちが死んだらお葬式をしてあげられないから

今のうちにしてあげるんだって。じゃあ行って来ます。  母より」

ということで今日は俺1人。

母の作ったカレーを食べ、部屋に戻る。

友達を亡くすってどういう事なんだろう。

俺は今まで友達が死んだって事はなかったし裏切ったり裏切られた事も

なく、友達と付き合ってきた。

だからその時は友達を亡くすという気持ちがわからなかった。

その時は・・・



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