Lovely☆愛すくりーむ
ガラ・・・
病室のドアを開けると先生たちの姿はなかった。
梨架は眠っているみたいにベットの上にいた。
今にも目を開けそうな顔。
まるで生きているみたいだ。
そっと梨架に近づくとメモを見つけた。
「白河さん
先ほどは白河さんの気持ちも考えず、あんな事を言ってしまって
本当にすいませんでした。
河合さんのウイルスを取り除かせていただきました。
いっぱい触れてあげてください。 山下」
山下さんはいい人だな。
改めてそう思った。
「梨架??寝てるのか??」
もう死んでいる梨架に話しかける。
そして、そっと梨架に触れた。
冷たい・・・
梨架は死んだんだ。
肌に触れてわかったこと。
梨架が死んだって事。
もう梨架はこの世にいないと言うことだけ・・・
涙がこぼれた。
さっきまで生きてたのに・・・
なんで、なんで・・・・・・
俺は梨架を強く抱きしめた。