✝恋人魚✝
まじでイッパイいっぱいなんだよ

俺は…苦しんでるんですけど?


分かってる?清ちゃん??


こんな体にしたの清だから。


あのプールでの清の言動により

俺は意識し過ぎてしまってる。

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「それでもイイもん!!
 光喜に愛されてる証拠が
 欲しいんだもん!!」

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繰り返される清の言葉。


俺って愛してなかった?

大切にし過ぎてた?


俺ダメな彼氏だった??


あぁ…考えたくねェ。


「光喜!!!」

『あっ!あぁごめん。』

「本当にどうかした?」


愛しい人の声でやっと我に帰る。


『ぅん…。
 あのさ…清…。』

「ん?なぁに??」


俺は、やっぱ我慢できないし。

清に分かってもらわなきゃ。


『俺明後日は返す気ないよ?』

「え?あ、うん。」


え?って…

普通すぎねぇ??


『意味…分かってるよね?』

「意味…えぇ!?」


やっと分かったんですか。
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