×純蜜はにぃ×



その声の主は‥





花華院 桜だ。




あのお上品な喋り方も、

清楚気取ってた笑い方も、

やけに姫っぽくしてた洋服も




全部、嘘。

嘘のアイツだったんだ。


―「つか、あたしね、花華院 桜役なの。んで、花華院 桜です!つってニコッってしたら、そいつらみんな目がハート!

まぢヤバいからっ!!かなり爆笑っ!

一人めっちゃイケメンが居てから、そいつもあたしの事好きっぽいんだよねぇ!
だから、そのイケメンと付き合ってあげようかなって思ってるw

まあ、格好いいしねっ!」―



イケメンって俺?(ナルシかて。)

好きぢゃないんですけどっ、

まぢ有り得ないんですけどっ、

チョ→キモいんですけどぉっ!(女子高生か。笑)


つか、

誰かに電話してんのか‥?



それともわざと俺に聞かせようとしてる‥?


んなわけねぇか、




―ガチャ。



花華院:「あ、進藤くん‥どどどどうしたの?」


明らかに、ヤバって顔。



以上なまでのどもり方。



ぷ。


まぢウケるんですけどぉっ!(女子高生かて。笑)



< 67 / 70 >

この作品をシェア

pagetop