君色のぼく
「…………」
席替えをしたから、私たちの席は遠い。
亮くんは前の方で私は一番後ろ。
話しかけたくても無理な距離…
「…………」
後ろから亮くんをジッと見る…
「………」
かっこいい。かっこ良すぎる。
「はぁ…」
クラスの女子が噂してるのが聞こえる。
うん、だってかっこいいもん。今まで気づいてなかったみんながバカなんだよ…
でも、やっぱり気づいて欲しくなかった…
亮くんのバカ。
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