君色のぼく



「亮くん。お昼だよ。食べに行こうっ!」


…………なぜだ?


「………」


「行くよっ!」


いつも無理やり食堂までつれていかれる…毎日、一緒にお昼を食べてる…


どうしてぼくと食べてるんだろ?


「でね、昨日は…」


「……………」


高校に入って3ヶ月…彼女は毎日、ぼくに話しかけてくれて、お昼を一緒に食べてくれる。
今までそんなに気にしたことないけど…今日は気になる。


聞いてみよう…


聞いてみて…関係が変わったってぼくには支障はない。


それに一人でいれるなら…こんな関係崩れた方がいい。



< 4 / 34 >

この作品をシェア

pagetop