センチメンタルな季節【短篇集】
「でーきたっ。おっと、動かないでよ。乾いてないから、シーツにつくわよ」
脚を伸ばした状態の彼はそのまま上体を起こし、大人しく静止して、私は裸のまま、彼のお腹の上に乗った。
「今度浮気したら、あんたの爪を毒キノコみたいな赤と紫のペーズリーにしてあげるから、覚えておきなさいよ」
そう言うと、彼はあきらめたように掌を頭の上へ上げて降参のポーズ。
すね毛も剃るぞ…とは心の中で呟いた。
脚を伸ばした状態の彼はそのまま上体を起こし、大人しく静止して、私は裸のまま、彼のお腹の上に乗った。
「今度浮気したら、あんたの爪を毒キノコみたいな赤と紫のペーズリーにしてあげるから、覚えておきなさいよ」
そう言うと、彼はあきらめたように掌を頭の上へ上げて降参のポーズ。
すね毛も剃るぞ…とは心の中で呟いた。