天使の涙(仮)
時計を見ると午前6時になろうとしいた。

額や首には汗をかいていた。

「…夢…か…。」

それにしても嫌な夢。
昨日にしても、今の夢にしても、嫌なこと続き。
最悪だよ…。

もう一度目を瞑って眠りにつこうとしたけど眠れず、仕方なくベッドから出て、浴室に向った。


少し熱めのシャワーを浴びる。
この胸のモヤモヤを洗い流してしまいたい。

こんな気持ちになるのは誰のせいでもない。私のせい。
そんなのわかってる。

でも、自分とそして過去と愛をくれる人と、向き合うのが怖い。

愛されることも、愛することも、信じることも…。
そして、何よりも自分の気持ちに素直になることが一番怖い…。

記憶喪失になれたのならどれだけ私は幸せになれるだろう。

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