流星☆BOY【移行更新中】
「……で、あってる?」

 と、彼があたしに聞いてきた。

 あたしのほうが聞きたいくらいなのに、驚きすぎて言葉が見つからない。


 なににって?

どこがオカシイとかいうより、もうなんていっていいかわからなさすぎる。


 だって、全部オカシイもの。


 そんな放心状態のあたしを知ってか知らずか、彼は先ほどの赤いピアスをいじりだす。

「イマイチ周波数が合わない…」


 …周波数、だそうです。

そんなのラジオだけにしてください~!!


ってツッコミは、彼の言葉に遮られる。

「あ、これは言語変換機―トランス―っていって、全宇宙の言語を母国語に変換させて、更に自分の話している言葉さえも、ダイヤルを合わせればどんな言語にも変換できるんだよ!」

「…へ、へぇ~…」

 これもまた全く意味分からなかった。
半分聞き流していたし…。


< 10 / 71 >

この作品をシェア

pagetop