流星☆BOY【移行更新中】
 でも、必死な彼の姿はどこか健気で、おもわずクスリと笑いが零れてしまった。

それに気づいた彼も、きっと意味は分かっていないんだろうけど、ハチミツみたいに笑い返してきた。


 彼はもう一度あたしの手をとる。

体は小さいのに、角ばった骨格に少しだけオトコを感じてしまう。


 和やかな雰囲気の中、そんな彼に鼓動が規則的に強くなっていく。


 視線が交わると、彼は甘く笑う。

 そして…



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