流星☆BOY【移行更新中】
「いい?いきなり結婚して、なんてお願いされてすると思う?
道を尋ねてるのとワケが違うわ。一生の問題よ。アナタに私の何がわかるっていうの?」


 なぜかこのとき、理屈っぽいけれど彼に向き合ってきちんと話していた。

すこし驚きながらも、あたしの話に小さく「うん」とずっとうなずいた彼は最後に笑った。


「うん、わかった」

 とびきりの笑顔を添えて。


ドキドキと緊張しながらも、あたしの必死の想いがなんとか通じたのか、彼は納得していたようだった。

そして、あたしの手を取って優しく包むと、



「僕はRS-0707、キミの名前は?」
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