流星☆BOY【移行更新中】
「えぇっと、彼はそこの橘のハトコだそうだから、みんな仲良くしてやってな」

 人懐っこい横矢先生の笑顔に、「よろしく!」と付け加えるもんだから、リュウセイの株がどんどんあがるのが見て取れる。


「ってことで、橘、彼の面倒よろしく!」


 担任のさりげない一言で、体は固まってしまった。


「えぇっ!?」


 思わず上げた大声。
学校で初めて出したかもしれないくらい。

 嬉しそうに近づいてくるリュウセイは、あたしの隣の子に席を替わってもらうように頼んでるし。

そして、あっさりと引き下がらないでほしかった。


 ガタン、と隣の席に腰を落としたリュウセイは例のごとく微笑む。


「学校でもよろしくね、ヒメリ」














 先行き、大いに不安です……。
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