流星☆BOY【移行更新中】
 繋がれた手の先には、あたしの胸くらいまでしか身長のない少年。

 見た目は小学生。

でも銀色の肩よりも伸びた髪をうなじ辺りで一つにくくってる。

髪の色もそうだけど、服装もレインコートやワンピースのごとく、膝よりも下までのびた服装を身に纏ってる。

キラリと彼の右耳に光るピアスが、どこか神秘的にすら見えるくらいだ。

「あ……、あの…?」

 …顔は、犯罪的な可愛さだった。

 長いまつげをゆっくり伏せるその仕草は、コドモのクセにやけにどきどきさせる。


 あ、あたしってば、どうにかしてる!

 そんな考えを振り払おうとした瞬間だった。



< 5 / 71 >

この作品をシェア

pagetop