流星☆BOY【移行更新中】
困っているあたしをよそに、可笑しそうな声が嫌でも聞こえる。
一連の流れを見ていた白河さんは、堪えきれずに喉を鳴らし始めてお腹を抱えていた。
笑い事ではないのに!
反論しようとしたけど、すくっと腰を上げるとそのまま手をヒラリと上げた。
「じゃあ、またあとでね」
どうやらあたしのブレスレット講座は引き続き見てもらえるそうだ。
頼んでもいないのに教えてくれるなんて……。
あたしが不思議に思っていたときだ。
「ヒメリ、嬉しそう」
「…え?」
すぐ隣でニコニコと笑うリュウセイ。
そして続いた言葉はあたしの胸を熱くさせた。
「お友達ととっても仲がいいから、僕もちょっぴり寂しいよ」
眉を少しだけ下げて笑っていた。
あたしはその言葉に、どうしようもないほど胸がドキドキした。
確かにリュウセイはカワイイし、時々痛いくらいの想いをぶつけてくれる。
同時に何度も困るハメにはなるんだけど…。
今のあたしはそれよりも、もっと大切な言葉があった。
「……トモ、ダチ?」
あたしのぽつりと呟いた言葉が届いたのかわからないけど、リュウセイはもう一度とびきりの笑顔をくれた。
サバサバして、冷たいとか無関心などといわれていたあたしにトモダチが出来た……らしい。
どういう定義が『トモダチ』になるのかは、まだわからない。
でも、その一歩が踏み出せていたのなら、あたしはまた少し変われたのかもしれない。
一連の流れを見ていた白河さんは、堪えきれずに喉を鳴らし始めてお腹を抱えていた。
笑い事ではないのに!
反論しようとしたけど、すくっと腰を上げるとそのまま手をヒラリと上げた。
「じゃあ、またあとでね」
どうやらあたしのブレスレット講座は引き続き見てもらえるそうだ。
頼んでもいないのに教えてくれるなんて……。
あたしが不思議に思っていたときだ。
「ヒメリ、嬉しそう」
「…え?」
すぐ隣でニコニコと笑うリュウセイ。
そして続いた言葉はあたしの胸を熱くさせた。
「お友達ととっても仲がいいから、僕もちょっぴり寂しいよ」
眉を少しだけ下げて笑っていた。
あたしはその言葉に、どうしようもないほど胸がドキドキした。
確かにリュウセイはカワイイし、時々痛いくらいの想いをぶつけてくれる。
同時に何度も困るハメにはなるんだけど…。
今のあたしはそれよりも、もっと大切な言葉があった。
「……トモ、ダチ?」
あたしのぽつりと呟いた言葉が届いたのかわからないけど、リュウセイはもう一度とびきりの笑顔をくれた。
サバサバして、冷たいとか無関心などといわれていたあたしにトモダチが出来た……らしい。
どういう定義が『トモダチ』になるのかは、まだわからない。
でも、その一歩が踏み出せていたのなら、あたしはまた少し変われたのかもしれない。