恋するバニラ
昼休み、コウイチに呼びだされて
告白された
マホガフラれてから、もう1年のことだから
この告白は予想外で
わたしは、何がおこったのか全く
理解できずにいたのだ
それで、上手く断ることもできずに
いたのだわ・・・
あんな失礼な子だって思わなかった
不機嫌な顔をして教室に戻ると
マホがもっと不機嫌そうに
待ち構えていた
「織田。片桐はなんの用事だったの?」
「笹本さん、あいつになにかしゃべった?」
「!え・・・あれ?なにかあった?」
いつもならわたしがひるんでいたので
まさか、そんな脅しに動じないので
マホが逆にひるむ
「なんて失礼なやつなの!!!笹本さん
あんなやつと付き合わなくて正解よ!」
「ちょ・・・ちょっと!?織田?」
「わたし。ぜ~~~ったい
あいつだけは好きにならない!」
「え?なに。あんたコクらえれたの!?」
「・・・え?・・・
そういえば・・・そうだったわ」
「なにやってんだよ。織田のバカ!!!
もったいない!!!」
わたしはマホに胸倉をつかまれて前後に振られた
あ~~~なんだ・・・マホは
あいつのことをまだあきらめてなかったのか・・・
マホに言っちゃだめだったのか・・・と
後悔した