恋するバニラ
好きな男子は・・・。
翌日、朝から昨日のコウイチのことで頭がいっぱいだった
教室に入ると、マホがすごい勢いで
わたしの腕をつかみ、中庭へと連れ出した
「織田。あんた昨日、片桐とデートだったんだって!」
「ち、違うよ。誤解。笹本さん!!聞いている?」
慌ててマホの手を払いのけた
ものすごい形相のマホがわたしを見ていたので
思わずおびえた顔になってしまう
「昨日はサエちゃんもいたんだもん
信用できないなら、サエちゃんに聞いてよ
他の子だって3人で帰るの見ていたんだから」
「・・・信用できない。だって
片桐が昨日メールでうれしそうに
あんたと話が出来たって言ってきたんだよ」
「片桐くんが!?」
「あんた。で、付き合うの?付き合わないの?」
「だから・・・昨日断ったって言ったでしょ?
わたしの好きな人はケイゴさんなの!」
「あんたねえ。真面目に聞いているの?」
「真面目に答えているんだけど!」
わたしの言葉にマホはきょとんとした顔をする
「ひょっとして、あんた、本当にケイゴさん
のこと好きなの?」
「そうだって前から言っているじゃない
マホこそ、大丈夫?」
「あんた・・・本当に好きなの?」
「どういう意味?」
「・・・いや。あんたがそれは自分で
気づくべきだよな。わたしがいうべき
じゃないよ」
マホは何を思ったのか、あっさり引いて
くれたので、拍子抜けてしまった
教室に入ると、マホがすごい勢いで
わたしの腕をつかみ、中庭へと連れ出した
「織田。あんた昨日、片桐とデートだったんだって!」
「ち、違うよ。誤解。笹本さん!!聞いている?」
慌ててマホの手を払いのけた
ものすごい形相のマホがわたしを見ていたので
思わずおびえた顔になってしまう
「昨日はサエちゃんもいたんだもん
信用できないなら、サエちゃんに聞いてよ
他の子だって3人で帰るの見ていたんだから」
「・・・信用できない。だって
片桐が昨日メールでうれしそうに
あんたと話が出来たって言ってきたんだよ」
「片桐くんが!?」
「あんた。で、付き合うの?付き合わないの?」
「だから・・・昨日断ったって言ったでしょ?
わたしの好きな人はケイゴさんなの!」
「あんたねえ。真面目に聞いているの?」
「真面目に答えているんだけど!」
わたしの言葉にマホはきょとんとした顔をする
「ひょっとして、あんた、本当にケイゴさん
のこと好きなの?」
「そうだって前から言っているじゃない
マホこそ、大丈夫?」
「あんた・・・本当に好きなの?」
「どういう意味?」
「・・・いや。あんたがそれは自分で
気づくべきだよな。わたしがいうべき
じゃないよ」
マホは何を思ったのか、あっさり引いて
くれたので、拍子抜けてしまった