空の神衣
どうにもひっこみつかない
「あ~あ、みんな怒ってるだろうなあ…」
砂漠を放浪しながら、蒼馬は呟く。
もののはずみではあったが、聖には再起不能になるほどの重傷を負わせてしまった。
突然手に入れた力に心奪われながら、聖には戦わせたくないと思った。
「ちょっと、ケガさせるだけのつもりだったんだけどなあ…」
ぶつぶつ言いながら、胸ポケットから青いカードを取り出す。
「オレ、ヒーローになりたかっただけなのに…」
かっこよく戦いたい。
それだけだった。
だが、未知の力に触れた時、直感的に危険だと思った。
旧来の友を戦わせてはいけない。
だから、止めようとしただけだ。
「やりすぎたよなあ…」
倒れて動かない聖の姿を直視できず、蒼馬は脱兎のごとく逃走した。
「こんな物、拾うんじゃなかった」
砂漠を放浪しながら、蒼馬は呟く。
もののはずみではあったが、聖には再起不能になるほどの重傷を負わせてしまった。
突然手に入れた力に心奪われながら、聖には戦わせたくないと思った。
「ちょっと、ケガさせるだけのつもりだったんだけどなあ…」
ぶつぶつ言いながら、胸ポケットから青いカードを取り出す。
「オレ、ヒーローになりたかっただけなのに…」
かっこよく戦いたい。
それだけだった。
だが、未知の力に触れた時、直感的に危険だと思った。
旧来の友を戦わせてはいけない。
だから、止めようとしただけだ。
「やりすぎたよなあ…」
倒れて動かない聖の姿を直視できず、蒼馬は脱兎のごとく逃走した。
「こんな物、拾うんじゃなかった」