空の神衣
「私…ちょっと津也の様子見て来る」

 晶と目を合わせていられなくなった闇珠は、気恥ずかしくなって台所を出る。

 手を振り闇珠を見送った晶は、二人のために祈らずにいられなかった。

「できたら、戦いなんかナシにして平和にええ仲になってほしいな…」

 戦いがなければ出会っていなかったであろう二人。

 それでも、晶は幸せになってほしいと思う。





















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