親指彼氏
*出会い、親しみ*
「あ、李羽~っ!!」
私が下駄箱を開けた直後に、瑠衣が話しかけて来た。
「瑠衣、おはよー」
あ、今話してるのは
初宮 瑠衣*ハツミヤ ルイ*ね。
中学からずっとクラスも一緒で...超仲良しなんだ♪
「って..一人で笑ってるよ?!」
瑠衣が笑ってる...
いや、ニヤニヤだね...
少しだけ、
不思議ちゃんなんだよね(笑
「え?...ふふ、昨日のチャットの事よー♪」
ちゃっと?
....って
チャット、だよね?
「...瑠衣、チャットやってたんだ?」
チャットって..楽しいのかな?
私はやった事、
一回も無いんだよねー...
「知らなかったんだ?..じゃあ後でメールで送るよー♪」
「え?あ、ありがと...瑠衣っ..待ってー!!ι」
後でやってみよっかな...
気になる...
瑠衣は走って教室行ったし、私も走る。
―この時が...
私の運命を変えたんだ...