なんてね。

第1章 男なんて・・・

『今日-ブレスレットほしーなぁ・・・』
「買ってやるよ。いくらのがほしいんだ??」
『あのね・・・ちょーっと高いんだけど・・・30万ぐらいの・・・かな・・だめかなッ??』
「30万ー?!やっすいななぁ・・・50万ぐらいのやつ買おうぜ!!」
『本当!?やったあー!!』

あたしの名前は矢口 葉琉(ヤグチ ハル)
コイツはただ利用してるだけ・・・ただの金。

「さっそくその店いこーぜ!!」
ギュ。男が手を繋いできた。うぇ。
男なんて金なんだよ。ぶりっこすれば、なんでもくれる。
男なんてただのヤリチン。なんてね。


「あぁー!!コレコレ!!」アタシはブレスレットと指指した。」ちょっとションボリすれば
「こっちの50万でいいじゃん!!」ほらね。高いのを買ってくれる。なんてね。

『ありがとうございましたー!!』店員さんが笑顔で見送ってくれた。
「ほらっ!どーぞお姫様。」・・・お姫様ぁ??コイツは馬鹿だな。
『わぁぁ!!ありがとう!!すごいー・・・キレェー。』少し可愛く言えば
「また買ってやるよ!」ほーら。買ってやる。だってさ。なんてね。

「てかー俺の家来て、久しぶりにやろーぜ!!」
ほらね・・・。ただのヤリチン。なんてね。

「シャワー浴びてくる。待ってろよ!!」『ハァーイ!!』バタン。さっきの男はあたしをおいて、風呂へ行った。あたしはその間男の財布をチェック。
・・・・まだまだコイツと遊べるな・・・。なんてね。
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