キミがいたから【さみ短2】
ずどぉぅんっっ
大きな音がして、ボクは目覚めた
けれどボクには広い空しか見えない
「どうしたの?」
答えなんて期待して無かった
だってここにはボクしか居ないんだもの
予想通りだった
誰も返事を返してはくれなかった
雲が流れて
空は段々オレンジ色になった
それから真っ赤になった
ああ、夜だね
ほら、星が出てきたもの
でも、どうしてだろう?
空が暗いんだ
夜が暗いことは知っているけれど・・・・・
でも、いつもよりもずっとずっと暗い
そこでボクは分かった
「月さんが・・・・いない?何処に行ってしまったの・・・?」