さくらんぼ
「園田家の令嬢という自覚をもちなさい」

パパのていねいな字で書かかれたほんの少しの文章。
でも、下に気になる文章があった。

「執事を手配しています。お世話していただきなさい」

やはり、少しは私の事を気にかけてくれていた。
前いた執事の高橋さんは、両親達と共に行ってしまったのだろう。
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