君が忘れられない
別に、最後でもいいんだけどね・・・。




「南さん。雅貴が呼んでますよ?」




「はい?」




そう言ったのは、龍君だった。




「なんで?」




「俺が知りませんよ」




「んもー、めんどくさい!」




そう言って、立ち上がった。




「で、何よ?」




「別にー、何もねーけどさ」




「んじゃ呼ぶな」




「石が可哀想だと思ってね。こっちに座れば?」




そう言って雅貴は自分の隣を叩いた。




「結構です!」




そう言って私は、雅貴と離れた場所に座った。




「長谷川!後一周!」
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