君が忘れられない
わけもわからない授業が終わり、すぐ下校。




だけど、私は残って練習だ。




私だけじゃない。




他の、体力のあるメンバーも、残って練習をしなければならなかった。




「こっこあーん♪今日は、最強に怒られたね!」




「んもう、最悪だよ!何よ、寝てもいいじゃんよぉ!」




「たかみっちゃんの授業は、眠くなるもんねぇ。わかるよ、心亜の気持ち!」




「でも、美里は全然だよね。オマケに頭もいいしさぁ・・・」




「へっへーん!」




私、南 心亜(みなみ ここあ)。中学2年生です。




バスケ部に所属している、美里と私は、市の駅伝大会にでなきゃならない。




なんでって言われても、先生に言われたんだもん。




だいたい、なんで陸上部がないんだろう?




毎年思うんだけどね・・・。




「おらぁ!遅いぞ、お前等!」




「すみませーん♪」
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