君が忘れられない
いろいろ思いながら、テントの場所にたどり着いた。




「先生、居ないし」




聞きたいことあったのにな。




上位何チームが、県大会に行けるかってこと。




「おっ!南、アップしてこい」




「あ!先生じゃん!!行きますけど、何チームが県大会・・・」




「4校だ。それと、行ったら他の奴等呼んできてくれないか。もうすぐ開会式が始まるからな」




「あ、はい」




私は、皆が居る場所に向かった。




「あ!みーりっ!先生が戻ってこいだってさ・・・えぇ?」




「あ・・・心亜・・・。わかった。行くね」




「ど、どうしたの!?」




「ちょっと、ね・・・」




ちょっとどころでは無いでしょ?だって美里、顔、グシャグシャになってるもん・・・。




きっと、泣いたのだろう。




「後で聞くね。今は開会式にでろっだって」
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