Love Pattern
『あんたよりは、桜の美しさとか分かってますから』

「なんだとーー!」




「はいはい。言い合いは終わり!裕も黙ってないで止めなさいよー」


自転車を止めに行っていた和葉が、後ろを振り返りながら言った。


「ゴメン。なんか小学生みてるみたいで面白かったから……。」


裕と呼ばれた人は肩を震わせて笑っていた。


「てめー………。小学生って俺もう16だぞ!」


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