極娘彼女と総長彼氏
「おい、蓮」
「あ?」
美桜と取り合いと譲り合いしたタバコを吸いながら返事をした。
「昨日あったのか?」
美桜のことか。
「あぁ。」
「そうか…」
「俺のせいだ」
美桜にあんなこと言わせるなんて…
「だろうな」
「普通、違うとか言わね?」
隼人らしいけど。
「なぁそろそろ任せねーか。」
歩にか…。
「まだ重いだろ」
「お前も居るんだし。
言うんだろ?」
俺には美亜が居るけど、それは別だと思うし。
けどまぁ告白するっていってたからな。
「また別だろ。
まぁ考える」

タバコを消した。

「ね、ねぇ」
遠慮がちに聞いて来た。
そーいえば喧嘩?してたな。
それに気付いたのか隼人は部屋からでていった。
「どうしたんだよ?」
俺は隣をポンポンと叩いて座らせた。
「昨日のことなんだけどね、急に走って行っちゃってごめんなさい。」
泣きそうな顔して俺を見た。
目をウルウルさせながら見てくる。
ヤベー。んな顔で見んなよ。
「なんで急に走り出したんだよ」
訳わかんねぇし。
「あのね、付き合ってるか不安だったの…。
聞こうと思ったけど、蓮不機嫌そうだったから…。」
だからヤバイ。
その顔…
「んな顔他の男に見せんなよ。」
それと同時に
「わ…ちょっと蓮!」
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