極娘彼女と総長彼氏
キーンコーンカーンコーン
「ごめん。帰るね!」
下校のチャイムと同時に立ち上がった。
「え、どうしたの?」

「急いでるから!
じゃあねっ」

小走りで教室を出ていった。

どうしたんだろう…
朝も遅かったし、なんかあったのかな?
でも相談してくれるまで待とうかな…

「おい!」
「ほぇ!?」
あ、変な声出ちゃった//
「何ぼーっとしてんだよ?」
倉庫にいたんだ…

「大丈夫だよ!」
「ふーん。
だったらいいけど」
読みかけの本をまた読み出した。

瑞希なら大丈夫だよね!
なんかあったら相談すると思うし。
プルル―プルル―
…蓮のか。
「あ?…おぅ……は?
…おぅ…分かった……ん。じゃあ……おぅ」
「わりぃ。ちょっと行ってくる」
キーと煙草を持って部屋から出た。

どうかしたのかな?
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