極娘彼女と総長彼氏
「なにあれ!顔がいいからって調子乗り過ぎだし!!」
「―――ぃわないでよ」
「えっ?」
「陸のこと何も知らないくせに勝手なこと言わないでよ!」
瑞稀にそう言って、教室から出た。
「あ…」
前には、陸・葵・ウッチーがいた。
「美亜カッコよかったよ」
「俺のせいで悪かったな」
頭をポリポリかきながらボソッと言った。
「けど、サンキューな」
私の頭をくしゃくしゃとするとどっかに行った。
「私、気まずいから屋上に行ってるね。」

このとき、屋上に行かなかったら君に会えなかったのかな?
きっと、私達は偶然を必然に変えて出会ったんだよ。
ずっと、ずっと大好きだよ――――
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