極娘彼女と総長彼氏
「いい子だな。ありがとう」
「いえ、私は何も…」
「じゃあ、行くか。
恭介またな。」
悠斗さんは、美亜を狙った奴を睨んでいた。
「そんな怖い顔して…ハァ悠兄行くよ。」
仲良いんだな(笑)
「じゃあな。美亜」
「うん。ありがとうね。バイバイ」
悠斗さんに軽く頭を下げて、車に乗った。
「なぁ、自分の気持ち気付いたんじゃねーの?」
隼人…怖いぞ。
急に喋ったと思ったら…
「何や?自分の気持ちって」
「「テメェには関係ねぇ」」
お、隼人と被った。
「2人して酷いやんけ~(泣)」
お前いくつだよ。
「キモいぞ」
「お前真顔で言うなや。僕傷ついちゃうぞ。」
…くだらねぇ。
「シカトかよッ」
歩はぶつぶつ言ってたけど、それもシカトした。


自分の気持ちには気付いたけど、どう切り出すか…。
女のために悩むとか、ありえねーな(笑)
雅龍の総長がな。
自分でも笑えてくるよ。

「蓮さん着きました。」
車が雅龍のたまり場まで来ていた。
「サンキュー」
「いえ。お疲れ様でした。」
たまり場に置いてあった単車に乗って、家に帰った。
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