Happy days
……………






「………すごい………」





台本を見ての感想は
その一言だけだった。



この短時間で書いたものとも
思えず、高校一年生が
書いたものとも思えず………





とにかくすごかった………






「千奈ちゃんにこんな才能が
あっただなんて………」




感心しながらページを
ぺらぺらとめくっていると………




誰かが私の肩に手を乗せた。






「どう?できそう?」





「れ、蓮君………」





「できれば皐月ちゃんと
主演したかったけど………


まっ、皐月ちゃんの
かわいいところが
たくさん見れるからいいや♪」






――!!!





私の体の体温が急上昇した
気がした。

それと同時に顔は真っ赤に
なっていく…





「ふふふ………


皐月ちゃん、顔真っ赤♪」





「う゛………


だって、蓮君が
変なこと言うから………」





「…変なこと?



言っとくけど………本心だよ?」






――!!!!!





私の体の熱はさらに上がった。
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