Happy days
「私と冥はねぇ………



たしか、小学五年生のときに
初めて会って………」






私は必死に記憶の糸をたどった。


馬鹿なうえに
記憶力もないとなると
さすがにやばい…



ん?
馬鹿だから記憶力ないのかな?







「えっと…


冥がね、転校してきたの。

なんかその時の冥、暗い性格で…


クラスのみんなと
馴染めてなかったんだ。



だから私、勇気を出して
話しかけてみたら………



すごーく、いい子だった♪」






「へぇ…冥ちゃんって
暗かったんだぁ………」





蓮君はちょっと意外だったのか、
少し驚いていた。



そして、私は逆に聞いてみた。






「そういえば………



三人はどこで知り合ったの?」
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