Happy days
「………楓?」






一瞬、何が起こったか
わからなかった………




気付いたら人だかりが
できていて………






楓は血まみれだった………






「………楓!?
ちょっ!!どい………


………どけよッ!!!」





僕は人だかりを掻き分け
楓の側に走りこんだ。






「楓!?
大丈夫か!!?」





おれは血まみれの楓を
抱きかかえ、必死に名前を呼んだ



しかし…返事はない。







「楓………!?
ねぇ………返事してよ?」





「……………」







相変わらず楓から返事はなかった


そして………





楓の体が冷たくなっていくのを
感じた………
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