Happy days
「え………?
ちょっと………楓?」





僕は楓の体をゆすった……


しかし、楓の体は力無く
ゆさゆさと揺れるだけだった。






「う……そ………でしょ?」





目の前が真っ白になった。
周囲の雑音が聞こえなくなり
冷たくなった楓しか
見えなくなっていた。






「楓………


寝ないでよ………



起きてよ………




ねぇ………





楓………?」







頬に一筋の涙が
伝っていくのを感じた。


それが合図となったかのように
涙がぼろぼろと流れ始めた。






「楓………



楓………




うっ………






う゛わああああぁぁぁぁああぁ−−−−−!!!!!!」
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