Happy days
「……………」





しばらくして、
蓮君は唇を離した。



私は放心状態………





「………僕、諦めないから………



皐月ちゃんが好きだから………」






蓮君はそう言って
教室から出ていった。



私はその姿をぼーっとしながら
目で追った。



そして、自分の唇に手をやり
まだほんのりと残る
キスの余韻をたしかめた。









――うそ………


蓮君とキスしちゃったの………?






私はそのまま動けなくなり………



先生が教室に戻ってくるまで
ずっと固まっていた………
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