Happy days
「ん〜………
いい天気〜♪」






私は昼休み、一人で
屋上に来ていた。



ここは私のお気に入りの場所であり、和みの間でもあった。







――はあ…
やっと解放されたぁ………





私は仰向きに寝そべりながら
大きく深呼吸をした





………その時だった







「………よっ♪」





「………ん?」






誰かの声が聞こえたような気がし、私は目を開けた。




「ひゃッ!!!」





ゴツン!!







飛び上がった勢いで
私は彼のおでこに頭突きを
するかたちになってしまった。





「いったぁ〜!!


何すんねん!!?」






「ご、ごめんなさい………」






――って私が悪いんだろうか…?






「お前ん頭固いなぁ〜…


もしかして石頭?」





「え?
いや…どうなんだろ?」







私が戸惑いながら言うと
東條君は吹き出した。
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