Happy days
「とにかくこれは犯罪よ!!!


モラルを疑うわね!!!」





「まあまあ…
恋人なんやからそうかりかり
すんなて♪」





………ん?



恋人………?





「ちょっとちょっと………



何で私達が
そんな関係にあるのよ」





私がそう言うと
俊は目を点にして驚いていた。






「は?
俺が告ったらオッケーしたやん。
俺達、付き合っとるやろ?」





「いや、たしかにオッケーしたけどさ………



自然消滅ってやつじゃないの?」





「何ゆうとんのや。


俺は別れを切り出した覚えは
ないんやけど?」





「………なら、一年前…




何で…何も言わずに
いなくなっちゃうのよ…」






俯きながら声をしぼりだした。



思い出したくもないあの日のことを振り返りながら………
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