Happy days
「…誰から?」





「………あ、友達かな………?」





「かな?ってお前………


曖昧な関係やなぁ…

うまくいってないんか?」






ギクッ………





「ん、図星なん?


皐月、友達は大事にせなあかんで」






――そんなことわかってるよ…



でも………





もう、傷つきたくない………






「そういえばさっきから思っとったんやけど………



皐月、泣いてたんか?」





「えッ!?」





―何でわかったの…?







「部屋中ティッシュの山やし…



おまけに目が赤い」







俊は私の目元を優しく
撫でながら心配そうに微笑んだ。
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