Happy days
「さて、そろそろ帰ろうっか。


皐月ちゃんと冥ちゃんの家って
どこらへん?」




「私はこっちで………



冥はあっちだよ」




私は左右に指差した。





「そっかそっか。


じゃあ、冥ちゃんは僕と啓太で
送るから、


聖、皐月ちゃん送ってってよ」







――………はぁ!!?





「「何でこいつと!!?」」




私達は同時に叫び、
お互いを見た。
聖は心底嫌そうな顔をしていた。


………私も同じような顔してんだろうなぁ………





「だってお前達、帰り道一緒なんだろ?
問題ないじゃん」





――あります………
かなりあります!!!





「まっ、頼んだよ聖」






そう言って蓮君達は帰っていった………






――ハァ………







私と聖はお互いを見て、
深くため息をついた。
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