Happy days
「出てけ−!!!」




私は部屋の窓を開けると
俊を突き飛ばした。


思わず俊は前のめりに
つんのめる。





「危なっ!!


皐月!!ここ2階やぞ!?
死んだらどないすんねん!!!」




「上がってこれたんだから
大丈夫よ!!!」





やや無茶苦茶なことを言う私…


しかし、俊なら大丈夫だと思ってしまう。





「ったく〜………


…ん?
あっ、雪や………」




「え………?」





俊が窓から身を乗り出して
そう言った。


そして、私も窓の外に目を向ける



すると、たしかに白い粒が
宙を舞っていた。


しかも、結構降っている………









――あ………



聖、大丈夫かな………?
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