Happy days
結局、私は今は空となっている
お兄ちゃんの部屋に俊を案内した



ちなみに俊は移動中ずっと
にやけている…





「はい、ここで寝て。


部屋を荒らさないでよ?」




「ほい」




「お父さんは出張でいないんだけど、お母さんはいるから絶対に騒がないでね?」




「ほい」





――……………





「………あいうえお」




「ほい」





「ちゃんと聞け−−−−!!!」





私は俊に跳び蹴りを食らわした。


俊はうめき声をあげて吹っ飛び、
涙目になりながら私を見る。





「ちょっ…なんやねんな!!?


普通いきなり跳び蹴りするか!?」





「聞かないあんだが悪い!!!」





私はそっぽを向いて
部屋のドアをバタンと閉めた。





――あぁ………


疲れる………






私はため息をつきながら
お母さんの元へ向かった。
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