Happy days
「お母さ………ん?」




私がリビングのドアを開けて
飛び込んできた光景………




それはテレビを見ながら
ぼろぼろと涙を流す母の姿だった






――ま、まさかこれは………





「う゛ぅ………


ヨン様ぁ………」





――あ………
冬ソナだ………





母は私の存在に気付かず
ティッシュを取っては
溢れる涙を拭っていた。





「えと…お母さん?」





「ん………



あっ、さっちゃあん!!!

ふえ〜ん!!
ヨン様優しすぎ〜!!!」





――世間一般に『おばさん』と
言われる母が『ふえ〜ん!!』…



年齢を考えようよ………






「あの………


今日、友達泊めていいかな…?」





私は恐る恐る母に聞いた。


いくらなんでも、さすがに男とは言えない。





「そんなの決まってるでしょ!!


泊めなさい!!!」





――はは、一発オッケー………
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