Happy days
しばらくして、唇を離した…




皐月はまっすぐに私を見つめながら顔を紅潮させる。





「風邪移るじゃん………」




「大丈夫だろ、馬鹿は風邪を引かないはずだからな」




「…はぁ!?」






皐月の表情が一気にきつくなる。


そんな皐月を見ながら
俺はニヤッと笑った。



その怒りを鎮めるかのように
もう一度唇を近づける。







そのとき………







ガラッ!!!






「うぅ………寒い。



………って、あれ?」






いきなり誰かが入ってきた。
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