Happy days
〜俊Side〜






バタンッ!!




皐月の後ろ姿を見ながら
俺は目玉焼きをひっくり返した。




「そんなヒマない………か」




皐月の家に転がり込んでから
すでに二週間………



やっぱり思い通りにはいかない…




あんなに眩しかったあの笑顔は
俺には向けられていない…




ほんと、むしゃくしゃする………







「あら?

俊君、日曜だってのに早いわね」





後ろから皐月のお母さんに声をかけられた。


その声にハッとし、
俺は笑顔で振り向く。





「おばさん、おはようございま〜す♪


すぐ朝メシ作りますんで
待っといて下さいな〜♪」






今はいい………


考えるのはよそう………
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