Happy days
「ど、どうしたら許してくれる?」




私はちょっと焦りながら聞いた。


できるなら逃げ出したい………





「そうだな………



キスでいいや」





――………え?


キス?


な、なんか…普通………



こいつのことだからとんでもない
こと言うと思ってたのに………





………しかし、もちろんのこと
私の考えは的中する。






「ただし………



今、ここで…お前からな?」





―………は?




「はあぁああぁぁぁッ!!?」





たしかに人はいないけど………


駅員とかはいるし………





しかも…わ、私からだなんて……







「む、無理ッ!!!!」





そう言う私を見ながら聖は………





「あれ?
許してほしいんじゃないのか?」






…と言って、
ニコリと笑いました。
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