Happy days
「だ、だって恥ずかしいでしょ!!!」




「嫌なことじゃないと
つまんねぇじゃん」







くぅ………


つまんないってあんた………



こっちの身にもなってよ………







「キスしなかったら…


今日のデートは無しな?」




「え………?」






私は驚きの眼差しで
聖を見つめた。


しかし、聖は冗談が嫌いなはずなので、冗談ではないだろう………





「それは………」




―もっと嫌………





そう思った私は覚悟を決め、
背伸びをし、そっと顔を近づける






「め、目は閉じてよね!?」



「はいはい」





そう、ぶっきらぼうに答えて
聖はめんどくさそうに目を閉じた





それを確認した私は
ゆっくり唇を近づける………






そして、唇と唇が当たった。
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