Happy days
「………は、早くいこッ!!!」




私は煮えたぎりそうな体温を
必死に振り払うかのように
足を進めた。






――顔…真っ赤なんだろうな……





そんなことを考えながら
私は切符を買った。


すると………





「お前…キス下手だな」




――!!!





「こ、この………


人がど、どんな気持ちで………」




「恥ずかしいのか?」




「ッ!!!!




う、うるさーいッ!!!」




「お前がな」






――な…ん…で、こいつはこう…



人の揚げ足取りばかりぃ!!!






私はキッと聖を睨みつけ、
改札口を通った。
< 314 / 395 >

この作品をシェア

pagetop