Happy days
「ちげぇよ、俺の物」




――はぁ!?




「アホ、おれのもん♪」




――ちょっ…!?





あ、火花が見える………




………って、そうじゃなくて!!





「いいかげんにしてよっ!!!」




私がそう言うと、聖と俊だけでなく、店内にいる全ての人が黙り込んだ。


私はそんなこと気にせず、
言葉を続ける。





「さっきから俺の女だとか
俺の物だとか………




私は…物じゃないっ!!!!!」





―物じゃ………ない





「「さつ………」」





「二人とも大ッ嫌い!!!!」




バタンッ!!!



私は荒々しく店の扉を開け、
店の外へ飛び出した。
< 321 / 395 >

この作品をシェア

pagetop