Happy days
この感じ………


この声は………




「俊………?」




私を抱き寄せてきたのは俊だった。


さっき見たときはいなかったはずなのに、何故か彼は私のすぐ側にいた。




「俊…、聖は………?」



「あいつは今、手術が終わって寝とる」



「しゅ、手術…?」



「ああ、無事、手術は成功したらしいで」



「聖は無事…なんだよね………?」



「………命に別状はない、だそうや」




その言葉を聞いた途端、私の体中の力が抜けた。


へなへなと腕が下がる。




「そ、それで………
聖は今、どこにいるの…?」
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